カロリナポプラ 枝が横に広がり、広円柱形の樹形になる落葉高木です。北米原産で、ヒロハハコヤナギとアメリカヤマナラシの自然交雑種とされます。樹皮は灰白色で滑らかで、葉は大きい三角形で光沢があります。5月ごろから花を咲かせ、そのあとに白い綿毛を飛ばします。雄大な樹形になるので公園樹などに用いられます。生長がきわめて早いので、緑化を急ぐ場合などに植えられます。
カワヅザクラ 野生状態で発見された原木が静岡県河津町に移植され、ソメイヨシノなどに比べ早咲きで、花の色が濃く華やかなので人気となり、移植先の河津町の地名を冠して名づけられました。カンヒザクラとオオシマザクラとの間に生まれたものと推定されています。蕾は濃紅紫色ですが開くと淡紅紫色となり、一重の中輪で、直径は3cmくらいです。移植先の河津町では、花が開き始める2月の初めごろから桜まつりが開催され、多くの観光客を集めています。 (参考資料:新日本の桜 山と渓谷社)
カワラナデシコ 秋の七草のひとつで、ピンクの花弁の先が糸状に細く裂けた繊細な姿が美しく一番の魅力です。名前にあるように河原に多く見られますが、山野の日当たりのよい草地などにも見られ、日本の秋を彩る代表的な野草の一つです。最近は、ガーデニングの材料としても人気があり、鉢植えのほか、種子の販売もあり、花壇などに植えられています。
カンザクラ 古くから日本各地で栽培されている早咲きのサクラの一つで、カンヒザクラとヤマザクラとの間に生まれた種類と推定されています。寒さの厳しい2月ごろに花開くことから『寒中に咲く桜』という意味で名づけられました。花はピンクの一重咲きで直径2.5cmほどです。片方の親がカンヒザクラなので寒さにやや弱く、東京以南の暖地向きのサクラです。 (参考資料:新日本の桜 山と渓谷社)
カンツバキ 冬の寒い時期に花をつけることからの名前で、一般的には這性の品種の‘獅子頭(シシガシラ)’を指します。刈り込みによく耐え、萌芽力も強いので、縁取りや寄せ植えなどに用います。花の少ない冬の花木として貴重です。
カンヒザクラ 中国や台湾原産の小型のサクラです。サクラの仲間では開花が最も早い種類の一つで、寒中に緋色の花をつけることから名づけられ、沖縄などでは1月半ばにお花見が可能です。花は一重の中輪咲きで、直径2.5cmほどで、濃い紅紫色の筒咲で平開しません。散るときは花弁が1枚1枚散らず、萼筒に花弁と雄しべがついた状態でパラパラと落下する特徴があります。 (参考資料:新日本の桜 山と渓谷社)
カンボク 東北アジアに広く分布する落葉低木で、日本では山地の、やや湿った場所に自生します。初夏から、白い装飾花をつけてよく目立ちます。秋には赤い実をたくさんつけます。材は白く芳香があり、爪楊枝を作るのに用いられました。アイヌでは果実の搾り汁を目薬などに用いたといわれます。漢字では「肝木」とされますが、はっきりした由来は不明です。
キウイ 落葉性のつる性木本で、果樹としてよく知られています。雌雄異株で雌木につく実は、ニュージーランドの国鳥のキーウィによく似ていて茶褐色の短毛で覆われています。甘みと酸味が特徴で爽やかな味が楽しめます。家庭で利用するときは雄雌一本ずつセットで植えると良く、採果用には雌木5~10本あたり雄木を1本程度植えつけると実つきがよくなります。
キソケイ 花の香りのよい種類が多いジャスミンの仲間ですが、香りはほとんどなく、鮮やかな黄色い小さな花が樹冠を被うように花開いた姿が魅力です。ヒマラヤ原産の常緑低木で、花は春に咲き、鮮やかな常緑の葉とのコントラストが明るい春の日差しを受けてより際立ちます。樹高は人の背丈程度で、視線に合った高さに花がつくので、観賞価値の高い花木です。
キチジョウソウ 濃緑色の細長い葉を地際から叢生し、茎が地表を短く這って伸び地面を被います。古くから日本庭園の下草や景石の根締め、滝口や流れ沿い、公園・緑地などの狭い空間から大面積まで、野性味のある地被植物として利用してきました。晩秋には淡紫色の小花を密につけた花穂や赤い実が同時に楽しめ、華やかさはありませんが野生らしい趣があります。