ロウバイ 一番の見どころは年が明けるとほどなくほころびる花の甘く高貴な香りです。花は外側が淡い黄色で内側の花芯が暗紫色で、あまり目立ちませんが、古くから香りを楽しむ庭木として親しまれてきました。花が臘月(旧暦の12月ごろ)の頃に咲くことからの名づけられたともいわれる中国原産の落葉低木で、最近は花芯に濁りの無いソシンロウバイや、花が丸くやや大きく色の濃いマンゲツロウバイなどが人気です。
ロシアンオリーブ 中央アジア原産で乾燥に強いのが特徴の落葉小高木。グミの仲間ですが、葉がオリーブに似ているため「ロシアンオリーブ」の名前があります。春に咲く芳香のある花と秋に熟す実が魅力。シルバーリーフも楽しむことができるので、人気が出てきています。落葉樹ですが、暖かい地方では冬に葉を残すことがあります。
ロドレイア ヘンリー 中国南部などの標高の高い地に自生する常緑高木です。マンサク科の中では珍しい華やかなピンク色の花を楽しめます。大きく光沢のある葉は一年中美しく、花のない時期も庭木として存在感があります。庭園樹や公園への植栽、シンボルツリーに用いられます。
矮性サルスベリ 植えつけ適期は3月中旬~4月上旬。日当たりや水はけのよい、肥沃な適湿地を選んで植えます。花つきよくするためには2月ごろに肥料を与え、同時に花のつかない細い枝や枯れ枝は切除し、元気のよい枝が出るようにします。カイガラムシやアブラムシがつくとすす病が発生するので、見つけしだい、薬剤等で駆除します。
ワイルドストロベリー 甘く香り高いかわいい赤いイチゴの実が魅力です。株は寒さに強く、真夏と真冬の休眠期を除き実をつけます。熟した実は生食するほか、ハーブティやジャム、果実酒などの香りづけに利用します。葉や根は収れん、利尿、強壮作用があり、食欲増進、下痢、リューマチ、痛風などの薬効があるといわれています。
ワシントンヤシ 高さ20mほどになるアメリカ原産のヤシです。葉が枯れてもすぐに脱落せずに、幹に何重も垂れ下がります。また、葉の先が糸状に裂けて繊維状に垂れ下がり、その様子を老人の白髪にたとえてオキナヤシやシラガヤシの別名もあります。代表的なヤシの仲間として、世界中の温帯〜熱帯に植栽されています。