キハダ 樹皮の内皮が鮮やかな黄色をしていることから、黄色い樹肌(きはだ)の意味で名づけられました。有名な薬木の一つで、漢方では黄檗(おうばく)と呼ばれ、健胃整腸薬などに用いるほか、黄色の染料として、材は堅く美しいので家具や工芸品、建築材として利用します。葉は秋に美しく黄葉し、実は野鳥の食餌として知られています。
キバナカタクリ‘パゴダ’ 北米に自生する黄花カタクリの交雑種で、日本のカタクリとは異なった鮮やかな濃黄色の花がよく目立ち、早春の彩りとして人気があります。開花期間は短めですが、ロックガーデンやガーデニングの花苗の一つとして、また山野草として鉢植えで利用します。株が充実すると一本の花茎に二個の花をつける特徴があります。
ギボウシ類 日本が世界に誇る多年草の一つです。強健で手がかからず、葉の色や斑入り、花、香りなどの変化が豊富でパーフェクトプランツと言われています。欧米では人気が非常に高く、数えきれないほど多くの園芸品種が作出されています。日本には40種ほどが広く山野に自生し、白から薄紫色の花が美しく、和風、洋風を問わず、庭園や花壇などの地被や根締めなどによく利用され、古くから親しまれています。
キョウチクトウ 葉が竹の葉に似て細く、花が桃の花に似ていることが名の由来(夾竹桃)。夏の花として知られますが、花・葉などに有毒成分を含んでいます。樹形は株立状になり、青灰色の葉が密生します。花は6〜9月に、樹冠を覆うように咲きます。花には白花のものや、八重咲きのものがあります。道路沿いや生け垣に用いられます。
ギョリュウ 中国原産といわれ、高さ6mほどになります。葉は小さな針状で、樹を覆います。花は、一回目は5月に前年の枝に咲き、二回目は夏から秋に、その年の春に伸びた枝の先に咲きます。ギョリュウの仲間は南欧、北アフリカ、アジアに広く分布し、塩害に強いのが特徴です。ヤナギに似た雰囲気も好まれ、中国では庭園木として用いられました。日本には江戸時代に渡来したと言われています。
キレンゲショウマ 紀伊半島や四国・九州などの山地の林内などにまれに生える落葉の宿根草です。一属一種の珍し植物で、日本人が初めて学名を発表したことでも知られています。茎の上部の葉腋から花茎を伸ばし、うつむきかげんの黄色の美しい花を3個ずつ咲かせる姿が上品で趣があります。環境省をはじめ、各地の自生地では絶滅危惧種に指定して保護していることから植栽することはあまりありませんが、シェードガーデン、茶花、鉢植えなどに利用します。
キンウラハグサ 山地の水が滴るような崖地などに自生するウラハグサの斑入品種です。黄色の細長い葉に緑の筋が入り、ゆるく垂れた姿が美しく魅力的です。一般には庭園の滝口や池、流れ沿いなどの湿り気の多い場所に用いられますが、美しい斑入葉を愛でて花壇の修景や園路などの縁取りに、また、低い石積みや擁壁などの上部に列植しても効果的です。
キンカン 冬に熟す丸いかわいい果実は酸味が強いですが、柑橘類の中では栄養価が最も高いといわれ、生食のほか甘露煮、砂糖漬け、マーマレードなどに加工されて広く利用されています。花は香りがよく、7月ごろから3回ほど開花しますが、2回目以降の花の実は、大きくならないので摘果し、最初の実を育てるようにします。
キンシバイ 晩春に黄色いかわいい花をたくさんつける花木として知られ、公園・緑地をはじめ、一般家庭の庭などでもよく植えられます。カップ状の5弁花はやや小さめですが枝先につき、ゆるく垂れた姿は観賞価値が高く、滝や流れの護岸、法面や傾斜地など地盤差のある場所での利用に向いています。あまり大きくならないので管理も比較的楽です。