カクレミノ 日陰に強い数少ない樹木の一つです。建物の北側や中庭など日照条件の悪い場所でもよく生育します。一般には、和風建築の前庭や坪庭などに、2m程度の株立ち物がよく利用され人気があります。名前は葉の形を、着ると身を隠すことのできる蓑に例えて名づけられました。
ガザニア類 花壇や鉢植え用には、花が華やかで大輪の1年性の園芸品種が多く流通していますが、ガーデニングや造園では、花の華やかさでは劣りますが、多年性の種類が多く使われています。一年を通して美しく茂る銀白色や緑の葉、春から初夏にかけて開花する白や黄色の花期の長い花が魅力です。丈夫で低く這って旺盛に広がり、花壇などの縁取りや道路の植桝、低い石積みなどの上部に植えて下垂させるなど、多岐な利用が可能です。
カシワ 5月の節句につきものの柏餅の葉としてよく知られ、枝が太く粗いので、樹冠の広いずんぐりした樹形となります。移植はやや難しく苗木の生産はあまり多くはありません。葉はカシの中では幅広で大きく、深い波状の鋸歯が特徴です。秋に赤く紅葉しますが冬の間は落葉せず、春の萌芽時に落葉します。耐寒性や耐潮性が強く、東北や北海道の海岸の緑化によく利用されます。ドングリ(堅果)は1.5~2cmほどの卵球形で、その年の秋に成熟します。
カシワバアジサイ 北アメリカの南東部原産で、葉は深く裂け、カシワの葉に似ていることから名づけられました。花穂は白花の円錐形(ピラミッド型)のガク咲きで、大きく立派で、開花期が長いうえに花後も赤みを帯び、長く残って楽しめるため人気があります。八重咲やテマリ咲きの品種など多くの品種が導入されています。
カスミザクラ 新潟県以北の主に東北地方の日本海側の山野に多く見られ、花柄や葉柄に毛が多いことから、かつてはケヤマザクラと呼ばれ、ヤマザクラの変種として扱われてきました。花はヤマザクラの花が散ったあとに、葉と同時か展開した後に、純白やわずかにピンクを帯びた花を開き、華やかさには欠けますが、緑一色の中に白い花を開くことから清楚な雰囲気があります。直径は2~3㎝ほどです。
カタクリ 冷涼な山野の落葉樹林の林床などに群生する球根植物です。早春に美しい花をつけ短い春を謳歌し、ほかの植物が葉を茂らせる頃には地上から姿を消すスプリング・エフェメラル(春植物)と呼ばれます。地際に2枚の葉をつけ、その間から花茎を伸ばし、強く反り返った6弁の花被片からなる花を下向きにつけた姿から、傾いたかご状の花という意味でカタコユリと呼ばれ、それから変化してこの名前となったといわれています。かつては球根(鱗茎)からでんぷん(片栗粉)をとって食べ、山菜としても知られています。
カツラ 春の新緑と秋の黄葉で渓谷や河畔の森を美しく彩る樹木の一つです。生長は早く大きくなり、30mを超える場合もあります。葉は丸形~ハート形でたくさん茂り、香木としても知られ、落葉期の葉が独特の甘い香りを発し、抹香の材料となります。材は建築などに用いられます。
カナダトウヒ‘コニカ’ コニファーの中では世界でももっとも需要があるとも言われる人気品種です。生長が非常に遅く、2mに達するのに15〜20年かかる、あまり大きくならない矮性種です。葉は一年を通して美しく、密でコンパクトな樹形にまとまり、優れた特性を持った品種です。葉色の異なる品種なども生産されています。
カナメモチ 春の芽出しが赤味を帯び、新葉のころまで目立つことから、『アカメモチ』と呼ばれ、それが転訛して『カナメモチ』となったといわれています。枝葉が密生して、下枝もよく茂るので、古くから生垣用樹として用い、親しまれてきましたが、単木でも円柱形に刈り込んで和風洋風の庭園を問わず、建物周りなどにも利用します。
カナリーヤシ アフリカ大陸北西沿岸のカナリア諸島原産のヤシで、名前の由来にもなっています。属名からフェニックスの名前で流通することもあります。広い空間で雄大な樹形を楽しめるヤシで、公園や海浜地帯などに景観樹として植えられ、南国の雰囲気を醸し出しています。幹には古い葉を落とした跡が模様として残るのも特徴です。