ダンコウバイ 葉は先が3裂し、基部は横広がりで怒り肩を思わせる独特な形で、秋には美しく黄葉します。花は早春に咲き、小さな花が数個集まって付き、黄色の花色からウコンバナ(鬱金花)とも呼ばれます。緩い曲がりのある細い幹が株立状に伸び、趣があるので和洋いずれの庭園でも利用できます。
チドリノキ 葉は卵状長楕円形の単葉で、カエデの仲間としては掌状の切れ込みが無い変わった葉形の樹木です。葉脈が平行脈で、カバノキ科のサワシバやクマシデの葉に非常によく似ていて、秋の黄色から橙色に黄葉する姿も似ています。岩手県以南の山地の沢沿いなどに多く自生します。
チャノキ 一般には緑茶をつくるために畑で栽培しますが、萌芽・復元性があり、光沢のある葉が密生することから、造園では根締めや縁取り、背の低い生垣などに用います。秋風が爽やかな頃になると香りのある白い花を下向きにたくさんつけ、花木としても趣があります。
チャボヒバ ヒノキの園芸品種で、自然樹形は狭円錐形になります。枝葉はよく密生し、上下に階段状になり、葉はヒノキより短く濃い緑色です。生長が遅いため、庭園や建物周りの植栽、生垣などに向きます。日本庭園で段づくりやろうそくづくりなどの仕立物に用いられることもあります。名前の由来は葉の形、または背が低いことを矮鶏(ちゃぼ)に例えたとされます。盆栽としても人気があります。
チャメロップス ヤシの仲間ですが、あまり樹高は高くならず1.5〜3mほどです。地際から多数の葉が茂り、こんもりとした樹形になります。ヨーロッパでは唯一のヤシと言われ、現地では葉を工芸品などに利用します。日本では庭園や公園に植えられ、対潮性が強いことから海辺近くの緑化にも用いられます。また、鉢植えの観葉植物としても人気があります。
チャンチンモドキ センダン科のチャンチンに葉の形が似ていることから名前がついたといわれています。日本では福岡県、熊本県、鹿児島県に自生が確認されている落葉高木で、植物園などで植栽されている姿を見ることがあります。11月ごろに実が黄色から橙色に熟し、自生するネパールなどでは、漬物にして料理の付け合わせなどで食べており、酸味とほのかな甘みが特徴です。種子は非常に硬く、ボタンや根付などに加工して利用します。
チョコレートコスモス 花のチョコレートに似た香りと暗赤色のシックな色が魅力です。花弁はビロードのような光沢があり、夏の花壇を美しく飾ります。花型は名前のようにコスモスに似ていますが、花梗が長く独特な姿です。メキシコ原産ですが、現地では野生種は絶滅したといわれる貴重な品種です。種子をつけないことから、現在は挿し芽や株分けで増殖しています。
ツクバネガシ 葉が枝先に集まって輪状についた姿が、衝羽根(つくばね:羽根つきに使う羽根)に似ていることから名前がついたといわれています。暖地の山地の沢沿いの急斜面などに自生し、ドングリは翌年の秋に成熟します。屋敷林などで見ることはありますが、公園や緑地など造園的に使うことはあまりありません。材は堅く木目が美しいので、床柱や器具材、また、シイタケのほだ木などに使います。