「」から始まる植物
ソシンロウバイ
ロウバイの品種で、花芯に暗紫色の斑紋が無く、緑・黄・白以外の色素を含まない素心花と呼ばれる品種で、花の美しさが際立っています。花は臘月(旧暦の12月ごろ)の頃に咲くことからの名づけられた基本種のロウバイよりやや早く咲き、正月には満開となることもあります。ロウバイ同様甘く高貴な香りが魅力で、香りを楽しむ庭木として親しまれ、最近はロウバイといえば本種を指すほどの人気です。ソヨゴ
葉柄が長く、風が吹くと葉がよくそよぐことからの名前です。また、熱すると葉が膨れることから「フクラシバ」という別名もあります。花は小さくあまり目立ちませんが、秋には雌木に果柄の長い赤い実を吊り下げて、濃緑色の葉とのコントラストが見事です。和風、洋風を問わず庭園や建物周りなどに使います。タイサンボク
6月ごろ枝先に上向きにつく白い大きな花は、香り高い甘い芳香が魅力で、花径は20cm以上にもなります。葉は照葉で大きく幅広で、縁は緩く波打ち、葉裏には褐色の細毛が密生しています。成木になると20mを超えるほど大きくなり、古木では下枝が地面につくほど下がってきて雄大な樹形となります。芝生広場など広い場所での利用が効果的です。タコノキ
※植栽可能域は「沖縄・小笠原」です。幹の下半分ぐらいから四方へ太い支柱根を伸ばす姿をタコに例えて名づけられました。枝先に細長い葉が集まってつき、独特な姿となります。果実は姿形ともパイナップルによく似ていますが、一般的には食べません。小笠原の固有種です。