イロハモミジ カエデの仲間では最も知られた種類で、モミジと言えば本種を指すほどです。美しい紅葉の代表格で、寒暖の差が大きいと、より深い紅葉を楽しめます。葉は手のひらのように深く5~9裂します。和名はこの裂片をいろはにほへと……と数えたことに由来します。
イワガラミ 落葉性のつる性木本で、生長が旺盛でよく広がり、長く伸びる蔓から短い枝(短枝)を空中に伸ばし、6~7月ごろ香りのよい白花をつけます。花つきがよいのでよく目立ちます。ツルアジサイによく似ていますが、装飾花の額片がツルアジサイは4枚で本種は1枚なので、花があれば容易に区別できます。名前は山地の落葉樹林の林縁などに多く生え、岩に絡むように着生することから名づけられましたが、樹木の幹にもよく着生します。