アスコットの樹名札

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カタクリ

Erythronium japonicum

  • 別名  カタカゴ(古名)
  • 分類  落葉球根
  • 科名  ユリ
  • 属名  カタクリ
  • 原産地  日本、南千島、朝鮮半島、中国、樺太

観賞時期など

  • 花  3~5月
  • 紅葉  ー
  • 実  ー
  • 香り  ー

植栽可能域

※緑色部分が植栽可能域
植栽可能域


山野で観察して楽しみたい
スプリング・エフェメラル

カタクリの花

 解説

冷涼な山野の落葉樹林の林床などに群生する球根植物です。早春に美しい花をつけ短い春を謳歌し、ほかの植物が葉を茂らせる頃には地上から姿を消すスプリング・エフェメラル(春植物)と呼ばれます。地際に2枚の葉をつけ、その間から花茎を伸ばし、強く反り返った6弁の花被片からなる花を下向きにつけた姿から、傾いたかご状の花という意味でカタコユリと呼ばれ、それから変化してこの名前となったといわれています。かつては球根(鱗茎)からでんぷん(片栗粉)をとって食べ、山菜としても知られています。

手入れ

「手に取るな やはり野に置け 蓮華草」ではないが、山野に自生するカタクリを庭園や鉢に移し植えても、栽培は難しく、長く楽しむことは困難です。開発などによる種の保存のための移植などを除いて、自生地にそのまま残し、美しく開花している姿を観賞するようにします。自生地の環境が悪化し生育が衰えるようであれば、悪化原因を除去し、良好な自然環境を保持するように管理します。