オレガノ ヨーロッパから西アジアにかけて分布する多年性のハーブで、全体にミントに似た爽やかな香りがあり、乾燥させると生葉の青臭さがなくなり深みのある芳香となります。イタリア料理のピッツァやトマト料理、肉料理などの風味づけの定番です。薬用として消化促進・発汗作用・殺菌などに効果があり、ハーブティとしてもよく飲用します。花はピンクや紅紫色で枝先にまとまってつき、刈り取ってポプリやドライフラワーなどにも利用します。
オンツツジ 紀伊半島や四国・九州などの低い山地の林縁や岩場などに生えます。葉がミツバツツジのように枝先に3枚輪生しますが、開花はやや遅く、葉が出る前かほぼ同時に開花する遅咲きのツツジで、明るい新緑の林間に朱色の彩りがよく目立ちます。生産はあまりありませんが、雑木植栽や庭園などの彩りに使います。
カイヅカイブキ イブキの園芸品種で、側枝が螺旋状に伸びる火焔型の樹形が美しく、厳しい都市環境にも耐えて良く生育するので、針葉樹としては最も広く植栽されている樹種の一つです。潮風に強いので臨海部での利用や、枝葉が密生して遮蔽効果が極めて高く、萌芽・復元性に富むので、生垣や遮蔽植栽、仕立物などといろいろな場面で利用できます。
カエデ‘紅枝垂’ 春から初夏前まで葉が赤紫色になるのが特徴です。葉は細く、切れ込み、夏になると緑色になり、秋にはまた紅葉が楽しめます。同じく枝垂れ系のカエデで、新葉の緑が明るい‘青枝垂’とともに、和風庭園の定番品種になっています。
カキ(カキノキ) 秋の里山を彩る代表的な果樹の一つで、日本の里山風景に最もよく似合います。奈良時代に中国から渡来したといわれ、中国より渡来した柿は渋柿で、現在食べている甘柿は、鎌倉時代に日本で出現したものといわれています。果実以外にも利用が多く、材は堅く緻密で、家具や器具材として、渋柿からは柿渋が採取され、葉は秋に美しく紅葉します。
フイリガクアジサイ 元種のガクアジサイは、房総半島から伊豆半島、伊豆諸島に多く自生する野生のアジサイです。海岸線に沿って自生することからハマアジサイと呼ばれることもあります。花穂の周囲に装飾花が並び、内側に両性花が集まって咲く『ガク咲き』と呼ばれる花型で、額縁のように見えることから名づけられました。古くから日本人に親しまれている花木で、梅雨時の彩りとしてさわやかな景観の醸成に一役買っています。フイリガクアジサイは、葉に斑入り模様が入り、花ばかりでなく葉も楽しめます。さまざまな品種が作られており、花色も斑の入り方も多種多様です。
ガクアジサイ 房総半島から伊豆半島、伊豆諸島に多く自生する野生のアジサイです。海岸線に沿って自生することからハマアジサイと呼ばれることもあります。花穂の周囲に装飾花が並び、内側に両性花が集まって咲く『ガク咲き』と呼ばれる花型で、額縁のように見えることから名づけられました。古くから日本人に親しまれている花木で、梅雨時の彩りとしてさわやかな景観の醸成に一役買っています。ガクアジサイはアジサイの母種ですが、様々な園芸品種も作られており、色や形の変化を楽しむことができます。
カクレミノ 日陰に強い数少ない樹木の一つです。建物の北側や中庭など日照条件の悪い場所でもよく生育します。一般には、和風建築の前庭や坪庭などに、2m程度の株立ち物がよく利用され人気があります。名前は葉の形を、着ると身を隠すことのできる蓑に例えて名づけられました。
ガザニア類 花壇や鉢植え用には、花が華やかで大輪の1年性の園芸品種が多く流通していますが、ガーデニングや造園では、花の華やかさでは劣りますが、多年性の種類が多く使われています。一年を通して美しく茂る銀白色や緑の葉、春から初夏にかけて開花する白や黄色の花期の長い花が魅力です。丈夫で低く這って旺盛に広がり、花壇などの縁取りや道路の植桝、低い石積みなどの上部に植えて下垂させるなど、多岐な利用が可能です。