
「」から始まる植物


ラカンマキ
日本庭園の主木に用いられる、重厚感のある常緑針葉樹です。葉はやや小さく密生し、生垣などに用いることもできます。ラカンマキという名前は、実の形を、袈裟を着た羅漢(阿羅漢)に例えたのが由来とされます。実の実托部分には毒があるので注意します。
ラクウショウ
メタセコイアに似た落葉針葉樹で、北アメリカ原産です。『沼杉』の別名があるように、水湿地を好み、最も耐水性に優れる樹木として知られています。流れや沼などの水湿地や水辺での利用が多く、滞水地でも一時的であれば生育します。群植すると春の新緑、秋の紅葉、冬の寒樹姿など、季節それぞれの美しい姿が楽しめます。
ラズベリー
ヨーロッパ原産で、古来より広く育てられている果樹です。小形で、家庭でも気軽に楽しめるため人気があります。株は直立性のためスペースを取らず、手間がかかりません。果実は連続して収穫できるため、長く楽しめます。果実はジャムや洋菓子、リキュールなどに幅広く利用できます。
ラナンキュラス フィカリア
ヨーロッパから西アジア、北アフリカなどに分布する落葉の多年草で、近年、鉢植えやガーデニングなどで庭園に植えられている姿を見かけるようになりました。3~5月ごろに光り輝く黄金色の美しい花を開きます。地中に多くの塊根をつくって群生し、丈夫で手がかかりません。ヒメリュウキンカの名前で知られていますが、科は同じキンポウゲ科ですが、属は異なりリュウキンカはリュウキンカ属です。
ラベンダー(デンタータ)
冬から春にかけて花をつけるラベンダーの一つで、北国向きのイングリッシュラベンダーを栽培できない暖地向きで、寒さに弱い半耐寒性の種類です。花の香りはやや弱いですが、雰囲気は十分楽しめます。一般的には花穂を乾燥させてポプリやサシェなどに加工して香りを楽しむほか、銀白緑色の葉色が周年観賞できるので、ガーデニングなどでの利用も多くなっています。
ランタナ
初夏から晩秋の降霜まで長い開花期が魅力の常緑低木です。花は咲き始めが黄色で、その後橙、赤と変化していくことから七変化の別名があります。ただし、品種改良で黄色や白のままで変化しない品種もあります。無霜地帯などでは冬越しして木本化しますが、寒さに弱く強い霜や凍結すると枯れるので、夏や秋の花壇の花苗として多く用います。
リュウキュウツツジ
江戸時代から知られた常緑性のツツジで、モチツツジとキシツツジの間に生まれた交雑種と考えられています。リュウキュウツツジの名前で流通している品種は、白花の一重の大きな花が特徴でシロリュウキュウとも呼ばれます。江戸時代から伝わる園芸品種もあります。一番の特徴は耐寒性に優れていることで、北海道での利用も可能です。花つきがよく樹冠を被うように咲く姿は清楚な中にも華やかな印象があります。強健で厳しい都市環境にも耐えるので、庭園や公園・緑地、街路樹の植桝など広く使います。
リョウブ
自然風の雑木植栽によく用いられる樹種の一つで、株立ちが人気です。、夏には白い花穂が樹冠を覆い、さわやかな雰囲気を醸し出します。秋は黄色や赤の混じった紅葉が美しく、端正な中にも野性味のある樹形や樹皮の剥がれた跡がまだら模様となった平滑な樹皮など見所の多い樹種です。