
「」から始まる植物


ホソバタイサンボク
タイサンボクの名前で流通しているものの多くは本種(ホソバタイサンボク)で、6月ごろ枝先に花径20cm以上もの白い大きな花を上向きにつけ、香り高い甘い芳香が魅力です。葉はタイサンボクに比べて細長く裏側に巻き込み、裏面の褐色の細毛はあまり目立ちません。樹形も異なり、やや縦長から球形の端正な姿にまとまります。
ホタルブクロ
山野や丘陵の樹林の林縁や崖などに生える宿根草で、鐘形の大きな花を茎の上部にまばらに吊り下げます。その形から子供たちが捕まえた蛍を花の中に入れて遊んだことから名づけられたともいわれています。花は梅雨時に開き、そぼ降る雨の中、下向きに花開く姿はよく目立ち、雨にもよく似合います。
ボタン
大輪で豪華な花姿から花の王様という意味で『花王』とも呼ばれ、平安時代の初頭に中国から導入されたといわれています。江戸時代に盛んに改良され、500を超える品種があったといわれています。花は大輪で5月ごろに枝先に一つ咲き、花色や花型の変化が多く、牡丹園やお寺などで多く栽培され、観光名所となっている所もあります。
ポトス
インドアグリーンとしてよく知られたつる性の植物です。つるが良く伸びるので、吊り鉢や棚の上から垂らしたりして、立体的に利用できるので人気があります。最近は黄斑のほか白斑などのいくつかの品種が作られ、よく利用されています。熱帯で地植えすると、まるで別な種類のように葉が大きくなってびっくりします。
ホトトギス
北向きの湿った斜面などに多く生え、茎がゆるく下垂し、秋に各葉腋に2~3花をつけた姿に風情があります。日本産の野生ホトトギスとしては比較的丈夫でなので、滝や流れ、池護岸など水辺の岩組、庭園や公園・緑地のグラウンドカバーなどのほか、山野草としても人気があり、よく利用します。花弁の斑点が鳥のホトトギスの胸にある模様に似ているため、この名前があります。また、若葉に油染みのような斑点があるので、ユテンソウ(油点草)とも呼ばれます。
ホトトギス類
斜面などで茎がゆるく下垂し秋に花を咲かせる姿に風情があり、山野草として人気の高い宿根草です。滝や流れ、池護岸など水辺の岩組、庭園や公園・緑地のグラウンドカバーなどに広く利用します。斑点のある花びらが鳥のホトトギスの胸にある模様に似ているためこの名前があります。また、若葉に油染みのような斑点があるので、ユテンソウ(油点草)の別名があります。
ポポー
アメリカ東部原産の落葉果樹で、リンゴとバナナを合わせたような香りと形容されるアケビに似た形の果実が一番の魅力です。果実は種子が多く、食べるときには少し邪魔になりますが、クリーム状の果肉が美味です。春に葉に先立って緑色からチョコレート色に変わる変わった花や、秋に美しく黄葉する葉は庭木としても楽しめます。果実は傷みやすいので流通することが少なく、樹上で黄色く色づいたものを収穫するとよく、家庭向きの果樹の一つです。
ホルトノキ
広円柱形にまとまった樹形が美しい常緑高木で、葉はヤマモモに似ていますが、古くなった葉が赤く色づいて落ちることから、濃緑色の樹冠に点々と赤い葉が混じって独特の姿となります。本来海岸の常緑広葉樹林の構成種であり、耐潮性が強く臨海部の植栽にも利用できます。名前は秋から冬に熟す実がオリーブの実に似ていることから、オリーブの木と勘違いして、本来オリーブの木を意味する『ポルトガルの樹』から転訛して、ホルトノキと呼ばれるようになったといわれています。