アスコットの樹名札

緑の名札屋さん

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「フ」から始まる植物

フイリマサキ

光沢があり、厚く丸みのある葉が密につき、生長が速く、萌芽力があり剪定に耐えるので、生垣用樹としてよく知られた樹木です。葉に入る黄色や白の斑は、外斑や中斑、散斑などいろいろな品種が生産され、地域によってその呼び名も異なることがあり、一般的にはそれらを区別することなく『斑入マサキ』と呼んでいます。雌雄異株で高垣風に放任すると黄緑色から緑白色の目立たない花をつけ、実は雌木につき、秋に割れて朱赤色の仮種皮に包まれた種子をぶら下げ、野鳥の食餌木としても知られています。

フイリヤブラン

黄色の筋状の斑の入った細長い葉を地際から叢生し、地面を密に被い、株が大きくなると多数の花穂を立ち上げるので、観賞価値も高まり、明るい雰囲気を醸成します。和洋を問わず庭園や建物周りなどの狭い空間から、公園・緑地などの大面積まで、日向から半日陰まで広範囲な場面で利用できるグラウンドカバーとして人気があります。ただし、日陰地では斑の鮮やかさが失われるので、日向から明るい半日陰での利用に向いています。

フシグロセンノウ

センノウの仲間で、葉のついた節が暗赤色を帯び黒く見えることから名づけられました。本州から九州の山影や樹林下の沢筋などのやや薄暗い日陰地に生え、夏から秋にかけて、朱赤色のやや大きい五弁花を茎の先端とその付近に疎らにつけます。朱赤色というほかの野草にあまり無い色で、薄暗い背景でよく目立ちます。庭園や山野草として鉢植えなどに利用します。