
「ヒ」から始まる植物


ヒメシャリンバイ
庭木として人気があり、5〜6月、枝先に白い花をつけます。シャリンバイ(車輪梅)という名前は、枝が車輪状に出て、花が梅に似ているということによります。ヒメシャリンバイの「ヒメ」は、普通のシャリンバイより葉が小形であることを指します。生長はやや遅く、強健で、環境圧にも強いのが特長です。生垣などにもよく利用されます。
ヒメヒオウギズイセン
初夏から夏にかけて、朱赤色の花を花穂に次から次へとつけて長く楽しめます。明治の中期ごろ渡来し、花壇植物として利用されてきましたが、地下茎を長く伸ばして球根(球茎)をつくり、丈夫でよく増えるので逸出して雑草化することがあります。暖地では常緑ですが、強い降霜では葉が傷み、落葉扱いとなります。モントブレチアの名前でよく知られています。
ヒメユズリハ
ユズリハに比べ葉が小さく青みを帯び、葉が垂れないので、さわやかな雰囲気が楽しめることから人気があり、樹形も端正なので公園や庭園のシンボルツリーとして利用します。本来は海岸の常緑広葉樹林などの構成種であり、耐潮性が強く臨海部の植栽にも利用できる特性があります。
ヒラドツツジ
古くから主に長崎県平戸市周辺で栽培されてきたことから名づけられたツツジで、沖縄産のケラマツツジやモチツツジ、キシツツジなどが武家屋敷などの庭園で、自然交雑や実生が繰り返されてできた大型の品種群です。花色や花型の変異が多く、花つきがよく豪華で華やかな花が特徴です。強健で厳しい都市環境にも耐えるので、庭園や公園・緑地、街路樹の植桝などによく使います。- 1
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