アベリア ‘エドワード ゴーチャー’ アベリア類の中では珍しい赤花(ピンク)の品種で、開花期は長く夏から秋まで楽しめます。生長は比較的遅く、刈込にも耐えるので、狭い空間での利用も可能です。暖地では常緑ですが東北地方などでは葉を落とし半常緑となります。
アベリア ‘ホープレイズ’ アベリアの斑入品種で、光沢のある葉に黄い斑が入り、その後白く変わるので、黄色と白の斑の混じった美しい葉姿が楽しめます。斑は寒さにあうと赤みを帯びます。花は外側の色が濃い淡桃色で花つきが良く長く楽しめます。
アムールトラ トラはライオンとならび、ネコ科のなかで最大の種類です。そして、アムールトラは現存する8種のトラの亜種のなかでも最大の体躯を誇ります。生息地はロシア極東および中国東北部など。名前の通りアムール地方です。かつてはアジア大陸に広く分布していましたが、現在は絶滅の危機に瀕しています。日本の動物園では二十数等が飼育されており、当ページの写真は多摩動物園公園で撮影したものです。寒い地方に生息するため、冬毛は夏毛の三倍の長さになるといいます。
アメリカイワナンテン ‘ホワイトウオーター’ 地被植物としてよく利用されるアメリカイワナンテンのフォンタネシアナ種(Leucothoe fontanesiana)の新しい斑入品種で、緑の葉に不規則な薄い白斑が入り、葉縁にも鮮やかな細い白斑が入る観賞価値の高い品種です。一般には庭園の寄せ植えや花壇の縁取りなどに使いますが、やや広がりのある場所での被覆にも向いています。細い枝がゆるく垂れた姿が美しいので、傾斜地や法面などでの利用も効果的です。
アメリカガシワ カナダやアメリカなどに自生する高さ30mほどになる落葉広葉樹でコナラの仲間です。葉は切れ込みが鋭く、深く大きいので独特で特徴的な葉形となり、秋には紅褐色に紅葉します。国内での生産はあまりありませんが、背が高く雄大な樹形となるので、公園や緑地などのシンボルツリーや緑陰樹に向いています。
アメリカヒイラギモチ 北米原産の常緑高木です。日本では植物園などで見ることが出来る程度で、比較的珍しい樹木の一つです。葉は濃緑色であまり光沢は無くくすんだ感じで、縁には先が鋭い針状となる鋸歯があります。現地では庭園などの主木として、葉と秋に赤く熟す実とのコントラストを楽しみますが、雌雄異株なので実を楽しむためには雌木と雄木をセットで植える必要があります。
アメリカフウ 葉が手のひらのように深く切れ込み、カエデの仲間と間違えるほどよく似ている北米原産の落葉高木で、都会でも美しく紅・黄葉します。両者は葉のつき方が異なり、カエデ類は対生ですが、本種は葉が互い違いにつく互生です。幹が通直で、縦長の端正な樹形となるので、街路樹のように列植すると効果的です。公園・緑地や工場など広い敷地での緑化に向いていて、景観樹や緑陰樹、シンボルツリーなどに利用します。なお、枝葉には独特の臭いがあり、動物がこの臭いを嫌って食べないことから、動物園での植栽にも向いています。
アラカシ 樹皮は暗緑灰色で枝は黒く、葉には大きな鋸歯が見られます。枝や葉が粗く、硬い(堅い)ことが名の由来。ドングリ(堅果)は1~1.5cmの楕円形で、秋に生長した木に成熟します。生垣や防風林として古くから屋敷周りに使われてきました。株立ち樹形はシンボルツリーとしても利用されます。
アルストロメリア類 南アメリカに自生する複数の野生種を基に改良が重ねられて作出された園芸品種です。地中に肉質の塊茎があり、春から初夏と秋に開花します。生花としての利用が多く、人気の切り花です。夏の高温乾燥や冬の凍結では地上部が枯れるなど生育適地が狭いので、一般的には鉢植えで栽培され、庭植えで長く楽しむことは困難です。
アワブキ 山地や低山の雑木林などの落葉樹林に生える高木です。造園などで樹種を指定して植栽することはほとんどなく、もっぱら樹林の構成樹種として自生しています。名前は生の枝を燃やすと、切り口から泡がたくさん吹き出ることから『あわふき』と呼ばれ、それが変化してアワブキとなったといわれています。