アスコットの樹名札

緑の名札屋さん

TEL.045-222-0215

「ク」から始まる植物

クロウメモドキ

日本各地の山地に自生する落葉低木です。果実は秋に黒く熟し、その姿がウメモドキに似ているのが名前の由来です。枝の分岐点には鋭いトゲがあり、トリトマラズなどとも呼ばれます。果実を一年以上乾燥させたものを鼠李子(そりし)といい、緩下剤や利尿剤に用いられます。材は堅く割れにくいので、小器具や木工細工に。樹皮は染料に用いられたといわれます。

クロマツ

細く針のような葉は堅く、先は尖っていて、触れると痛い特徴のある松で、耐潮性に極めて優れ、日本の海岸線を彩る代表的な針葉樹です。幹の色が黒みを帯びていることから黒松と呼ばれています。アカマツと共に、日本庭園や和風庭園の主木として欠かせない樹木の一つで、盆栽などにも多く用います。一般には幹に緩く曲がりをつけて仕立てることが多く、力強い中にも優美な姿が持ち味で、男性的な剛直な姿からオマツ(雄松)、オトコマツ(男松)などと呼ばれます。