
「」から始まる植物


アオギリ
幹が緑色で葉が桐の葉に似ていることから名づけられました。幹がまっすぐ伸び、広円柱形の樹形にまとまることや萌芽・復元性に富み、厳しい都市環境に耐えるなどの特性を備えていることから、かつては街路樹によく利用していました。また、公園や緑地、工場緑化などにも使います。秋に舟形の実が熟すことから、子供たちは小川に流して速さを競い合う舟流しをして遊びます。
アオダモ
丘陵から山地にかけての雑木林に多く見られる落葉樹で、自然風の雑木植栽などによく用いられる樹種の一つです。、春に白い花穂が樹冠を覆い、さわやかな雰囲気を醸し出します。秋は黄色や赤の混じった紅葉が美しく、楚々とした中にも野性味のある株立ち樹形や単木の伸びやかな樹姿から、近年人気が出ています。枝や樹皮を水につけると青くなることから名づけられました。材の特性を活かし野球のバットや建築材料などに用いられます。
アオハダ
樹皮の内側が緑色になっていることが名前の由来で、丘陵から山地にかけての雑木林に多く見られ、自然風の雑木植栽などによく用いられます。雌木は秋に、鮮やかな朱赤色のかわいい実をたくさんつけ、黄葉します。植栽材料としては株立状の小径木が好まれ、人気樹種の一つです。
アカガシ

アカシデ
自然風の雑木植栽によく用いられる樹種の一つで、赤芽ソロの名前で呼ばれて親しまれています。シデの仲間では葉が比較的小さく、芽出しの葉や雄花が赤味を帯びていることから名づけられました。秋の紅葉も美しく、端正な中にも野性味のある樹形などが見所です。
アカバナハナミズキ
端正な樹形と赤花や実、紅葉が魅力です。4~5月ごろ葉に先立って4枚の赤い総苞のついた花を咲かせ、秋には赤く熟した実と美しい紅葉を楽しむことができます。明治時代に東京市が贈った桜の返礼としてアメリカから贈られたハナミズキの赤花品種です。
アガパンサス
一般には冬でも葉が枯れない常緑種が多く用いられ、地被植物としてよく利用されます。地際に葉が叢生し、そこから花茎が抜き出て花をつけるので、高い観賞価値があります。なお、寒冷地では葉が傷んで枯れるので、冬は休眠する落葉種を用いるとよいでしょう。
アカマツ
先のとがった硬い葉の多い針葉樹にあって、触れてもほとんど痛みを感じさせない細く柔らかい葉が特徴のマツで、和風庭園には欠かせない代表的な樹木の一つです。また、幹は緩く曲がりを付けて仕立てることが多く、赤味の強い樹肌と相まって優美な姿が楽しめます。雌松と呼ばれることも多く女性的な印象があります。