バクチノキ 関東以南、とくに九州を中心に自生する常緑高木です。葉は長さ10〜20cmの長楕円形で、縁に鋸歯があります。名前の由来は、樹皮が落ちて木肌が現れる様子を、博打に負けて裸になることに例えたものです。葉には薬用成分が含まれ、蒸留したものを「バクチ水」と呼び、風邪薬や咳止めとしてかつては用いました。材は重く硬さもあり、家具などに利用されます。大木になり、各地に天然記念物に指定された名木があります。
バジル 葉を利用する代表的なハーブの一つです。イタリア料理には無くてはならないハーブで、トマト料理との相性は抜群です。品種による香りの変化が多く、アニスやシナモン、レモンなどの香りが楽しめるほか、濃い紫葉が特徴の品種は、オイルやビネガーなどに漬けると色が溶け出し、赤紫の調味料として利用できます。
バラ 非常に人気のある魅力的な樹木で、改良により多くの品種が作られています。花の美しさはもとより、花の大小、色や花型の多様さ、開花期の長さ、品種により強い芳香、実の美しさなど魅力いっぱいの花木です。樹の性質も木立性、半つる性、つる性などがあり、植える場所によって適切な品種を選ぶことが大切です。