シロダモ
Neolitsea sericea
- 別名  ー
- 分類  常緑高木
- 科名  クスノキ
- 属名  シロダモ
- 原産地  日本
観賞時期など
- 花  10月
- 紅葉  ー
- 実  10~11月
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域

秋に赤い実をつける
常緑広葉樹林の構成樹種

シロダモ
解説
ややくすんだ、細長い大きな葉が密につき、やや縦長の樹形となります。常緑広葉樹林の構成樹種の一つで、比較的寒さに強いので、東北中南部以南の海岸部の常緑樹として、公園・緑地などの景観樹、緩衝樹などに使います。雌雄異株で、観賞価値が大きいわけではありませんが、秋に黄褐色の花をつけ、雌木には翌年の秋の開花時期に、輝きのある鮮紅色の小さい実が熟します。名前は葉裏が白く、タモ(タブノキ)に似ていることから名づけられたといわれています。種子の油はかつてろうそくの原料に用いられました。手入れ
成木の植栽はやや難しいので、ビニールポットで栽培された苗木を植えるとよく、寒さに特に弱いわけではありませんが、常緑広葉樹なので4月~5月中旬や9月ごろに、冬の乾寒風が当たらない、日当たりや水はけのよい土壌の厚い肥沃な適湿地に植えます。生長が速いので茂り過ぎるようであれば、数年に1度程度、枝抜きして風通しをよくします。特に大きな被害を受けるような病害虫はありません。