サクラ‘熊谷桜’
Cerasus incisa var. kinkiensis ‘Kumagaizakura’
- 別名  ヤエザキヤマヒガン
- 分類  落葉高木
- 科名  バラ
- 属名  サクラ
- 原産地  日本
観賞時期など
- 花  3月中旬〜下旬(東京)、3月下旬(京都)
- 紅葉  10~11月
- 実  ー
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域

かなり古くから知られるマメザクラの品種

提供:桜ファンクラブ会長 横田透様
解説
キンキマメザクラが重弁化し、雌しべが2つになった品種です。「怡顔斎桜品」(1758)に記載があることから、かなり古い品種とされますが、生成の由来などはよくわかっていません。花は淡紅紫色で1.5〜1.8cmほどで、下向きに咲きます。ちなみに、コヒガンザクラの品種に‘熊谷’がありますが、別品種です。どちらもほかのサクラに先駆けて咲くことから、一ノ谷の合戦で先駆けをした熊谷直実にちなむとされます。手入れ
植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、厳寒期は避けるようにします。日当たりや水はけのよい、肥沃な適湿地を選んで植えます。枝が細く、自然な樹形が美しいので、剪定は極力控えます。病害虫の発生が多いので、見つけ次第、薬剤等で駆除します。