ウツギ
Deutzia crenata
- 別名  ウノハナ
- 分類  落葉低木
- 科名  アジサイ(ユキノシタ)
- 属名  ウツギ
- 原産地  日本
観賞時期など
- 花  5~6月
- 紅葉  ー
- 実  ー
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域

初夏に咲く爽やかな白花

ウツギ
解説
ウツギは、『夏は来ぬ』の唱歌で『卯の花(ウノハナ)の匂う垣根に~』と歌われていることで親しまれている落葉低木です。日当たりのよい山野の林縁や河原などに自生し、初夏に純白の小花が枝先にたくさん集まって花開く姿は、美しく爽やかです。公園・緑地や庭園の境栽樹としてよく用いられるほか、材は堅く、木釘や楊枝などに利用します。名前は『空木(うつぎ)』で、枝が古くなると髄が無くなって中空になることからつきました。手入れ
植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、厳寒期は避けるようにします。雑木植栽の外周部など、日向や明るい半日陰で水はけのよい、やや湿った適湿地に植えます。剪定は落葉期に行い、株立ち状の低木で自然樹形に趣きがあるので、伸びすぎた枝、枯枝など不要な枝を間引き、花つきの悪くなった古い幹は地際から切除し、姿を整えます。花は前年の枝から伸びた枝先につくので、春に強剪定を行うと花がつかないので注意します。