クマノミズキ
Cornus macrophylla
- 別名  ー
- 分類  落葉高木
- 科名  ミズキ
- 属名  サンシュユ
- 原産地  日本、朝鮮半島、台湾、中国、ヒマラヤ、アフガニスタン
観賞時期など
- 花  6〜7月
- 紅葉  11月
- 実  7〜10月
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域

梅雨の頃に白い花を咲かせる

クマノミズキ
解説
丘陵から山地にかけての雑木林などのやや湿った林内に多く見られる落葉樹です。樹形はミズキと異なり枝が放射状に出て斜上し、葉はミズキが枝先に集まってつくのと異なり、対生なので見分けがつきます。花はミズキよりやや遅く梅雨空に白い花を枝先にたくさんつけ、良く目立ちます。実はミズキと同様鳥に食べられて分布を広げる代表的な鳥散布植物の一つとして知られ、夏から秋に紫黒色に熟し、実のついた果柄(果序)は実の熟すころに赤く変わり、実が熟したことを鳥に知らせます。材は良好な薪炭材です。手入れ
植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、造園植物ではないので植栽されることはほとんどありません。剪定は軽い枝抜き程度とし、ぶつ切りなどの強い剪定は控えます。キアシドクガなどの毛虫類がついて葉を食害するので、見つけしだい、薬剤等で駆除します。