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イチジク

Ficus carica

  • 別名  トウガキ(唐柿)、無花果
  • 分類  落葉小高木
  • 科名  クワ
  • 属名  イチジク
  • 原産地  アラビア半島南部

観賞時期など

  • 花  ー
  • 紅葉  ー
  • 実  夏果:6月中旬~7月、秋果:8月下旬~10月
  • 香り  ー

植栽可能域

※緑色部分が植栽可能域
植栽可能域


世界でもっとも古くから栽培されていた果実

イチジクの熟した実

 解説

紀元前2000年ごろから栽培され、世界でもっとも古くから栽培されていた果樹といわれています。旧約聖書ではアダムとイブが身を覆うためにその葉を用いたと記されています。日本には寛永年間(1624~44)に長崎に渡来しました。花は花嚢と呼ばれ、内部に無数の小花をつけ、果実は小花の子房が肥大したものです。果実は収穫後、追熟させてもおいしくならないので、樹になったまま完熟させて収穫します。生で食べるほか、ドライフルーツやシロップ漬け、ジャム、果実酒などに加工します。

手入れ

寒さにやや弱く、植栽はミカンの栽培可能な地域までが安全です。日当たりや水はけのよい、肥沃な適湿地を選んで植栽します。葉が茂りすぎると果実がつきにくいので、冬に2~3芽残して切り詰め、寒肥を施します。カミキリムシの幼虫が幹に穿孔して食害するので、地際などに鋸屑のような食べかすが見られたら、穿孔穴を探して殺虫剤を注入し駆除します。