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サクラ‘兼六園菊桜’

Cerasus serrulata ‘Sphaerantha’

  • 別名  御所桜(ゴショザクラ)
  • 分類  落葉高木
  • 科名  バラ
  • 属名  サクラ
  • 原産地  園芸種

観賞時期など

  • 花  4月上旬~5月上旬
  • 紅葉  11月
  • 実  ー
  • 香り  ー

植栽可能域

※緑色部分が植栽可能域
植栽可能域


花弁の数が最も多い美しいサクラ

サクラ‘兼六園菊桜’の花

 解説

金沢市の兼六園にあった桜で、原木は国の天然記念物でしたが1970年に枯死しました。現在見られる樹は、その樹から接ぎ木で増やした個体で、園内に植えられていますが、一般にも流通しています。花は葉が展開した後に開き、淡紅色の2段咲きで、花の中心部は色が濃く紅色になります。花弁の数が100~300枚の千重咲きです。慶応年間(1865~1868)に孝明天皇から前田家に下賜されたいわれ、そのため御所桜の名前もあります。

手入れ

植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、厳寒期は避けるようにします。日当たりや水はけのよい、肥沃な適湿地を選んで植えます。サクラ類は切り口から腐れが入って樹形悪化や生育不良の原因になるので、太い枝や幹は極力切らないようにします。病害虫の発生が多いので、見つけ次第、薬剤散布などを行って対処します。